風呂小屋/BATHING SHED
髙濱 史子(髙濱史子建築設計事務所)
サーフィンの家について考えた時、住宅の機能の中でサーフィンと最も関わりの深い、お風呂に特化した住宅を提案したいと思いました。そこで我々は外部から直接入れる大きなバスルームがメインの「風呂小屋」を提案します。サーフィンの後、心おきなくゆったりと過ごすことができる天井が高く広々としたバスルームは、入浴時以外もボードの手入れや読書など、長い時間滞在したくなるような「バスリビング」という新しい場の考え方で作られています。また、この風呂小屋は、バスリビング以外はコンパクトな設計となっており、単体で完結した住宅として機能するほか、既存の戸建て住宅のゲストルームを兼ねた離れとして、湘南モノレールが走る沿線の住宅街にも建てることができるよう考えられています。